宮崎県社会福祉事業団

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向陽の里診療所所長に、赤松馨医師が着任されました

向陽の里診療所では、向陽の里入所者及びグループホーム入居者の定期診療のため、火曜日と金曜日に宮崎大学医学部附属病院と県立宮崎病院から精神科医師を派遣していただいています。

そして、今年度からはさらに、赤松馨(けい)医師(児童精神科医)を診療所所長にお迎えし、毎週月曜日と木曜日も診療していただけることになりました。

赤松所長の着任により、外来診療においては、宮崎県発達障害者支援センターから紹介のあった児童の発達診断に係る診療等を担っていただいているところです。また、夜間や休日における入所者のケガや容体急変といった緊急時の対応についても、24時間体制で赤松所長からの助言等が受けられる体制が整うなど、利用者の安全と支援スタッフの安心感につながっています。

向陽の里としましても、地域における医療・福祉ニーズへの対応並びに入所者の健康管理の充実に向け、診療所機能のより一層の強化に努めていきたいと考えています。

 

〇 もみのき寮のカンファレンスでは、赤松所長からの助言・指導をいただいています

【ある月のカンファレンスの様子】

自閉症スペクトラム症の方が多く入所されているもみのき寮については、赤松所長に定期診療をおこなっていただいていますが、今年度より毎月1回、赤松所長を交えてのケースカンファレンスの取組も開始しました。

もみのき寮からは、サービス管理責任者をはじめ、現場のチーフ、担当支援員及び寮看護師が参加、診療所からも看護係長が参加しています。

参加した支援スタッフからは、「専門医師からの視点でのアドバイスは、新たな気づきや学びも多く、日々の支援にも活かせている」、「支援方法について、赤松所長から賞賛していただくと自信がつく」等の意見が聞かれています。

カンファレンスの成果については、寮で支援にあたる全スタッフに情報を共有、支援計画への反映及び適切なサービス提供につなげています。

今後も支援に係る助言・指導、服薬調整及び家族支援、さらには、自閉症スペクトラム支援に係る支援スタッフの専門性向上など、(社会福祉事業団)職員全体の人材育成にも繋がる取組みに発展させていきたいと考えています。

   

【赤松診療所所長と、もみのき寮支援スタッフとの真剣な議論が続きます】