宮崎県社会福祉事業団

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宮崎県立宮崎商業高等学校へ、講義に行ってきました

10月12日 出前講座!

宮崎県立宮崎商業高等学校の部活の一環である、「宮崎商業BAC」様に講義をしてきました。
※宮崎商業BAC(B…Business、A…Activate、C…Club)

クラブの活動の一つに「高校生商店街」への出店があります。それに向け、商品選定⇒仕入れ⇒販売の行程を担当する「バイヤー」としての知識を学びたいとのことで、向陽の里 通所係にお声掛けいただきました。

まず初めに、BACメンバーと今回取引を行う「通所係」の事業を説明しました。商業高校の生徒さんにとって「障害福祉サービス」を学ぶ機会は少ないと思いますが、とても真剣に講義を受けてくださいました。

通所係では以下の3つの事業を担当しております。
①就労移行支援事業
・ 一般企業等への就労を希望する人に、一定期間、就労に必要な知識及び能力の向上の為に必要な訓練を行う。
②就労継続支援B型事業
・ 障がいのある方が一般企業への就職が不安、あるいは困難な場合に、雇用契約を結ばないで軽作業などの就労訓練をおこなう事業。
③生活介護事業
・ 常時介護が必要な障がいのある方が、主に昼間に創作的活動、生産活動を通して身体機能や生活能力を高める機会の提供などを行う事業。

BACメンバーと取引を行うのは、「②就労継続支援B型事業」で生産している野菜となります。

>バイヤーについて講義

高校生商店街で販売する商品の選定・仕入れ値・販売価格の決め方などを、当施設の職員とロールプレイ形式で練習してもらいました。現在の野菜の価格を「青果物市況調査票」で確認しながら、自分たちが希望する価格と数量について、その講義の中で当施設職員と交渉を行いました。BACメンバーの生徒さんが真剣に話し合い、積極的に質問する姿が印象的でした。

11月1日 生産現場・仕入れ野菜の見学へ!

生産現場の見学のために、向陽の里を訪問して頂きました。「自分たちが販売する商品がどのような場所で栽培・管理され、手元へ届くのか?」を確認してもらうことなどを目的として、栽培ハウスや畑、収穫した野菜を洗浄、軽量、袋詰めする「野菜調整室」などを見学して頂きました。この場所は、普段、利用者の方々が作業をされる場所となります。

11月3日 高校生商店街当日!

当日は、向陽の里から仕入れた野菜(9種類)を販売して頂きました。BACメンバーの生徒さんが作成した工夫されたPOP、丁寧な接客の効果で大盛況の販売となり、完売することが出来ました。向陽の里としても、自分たちの生産した野菜が消費者に受け入れられることはとても嬉しいことです。

「障害福祉サービス」も、さまざまな業種との連携で成り立っております。このことを私たち職員も認識しなければなりませんし、未来を担う若い世代へ伝えていく必要があると考えています。

講義の依頼などありましたら、向陽の里へお気軽にお問合せください。