「サウンドスケープ」~音の風景を描く~
「サウンドスケープ」とは「音の風景」です。
私たちは日頃から音に囲まれて生活をしています。その音を身近に感じられる活動を屋外で行いました。
外はあいにくの雨。 ・・・ではなく、雨の音がする素敵な日。
屋根のある場所で描きますが、雨が降り込みタイルは濡れています。そこで、タイルに敷いた模造紙も外の水たまりよろしく、水をかけて濡らしてしまいます。利用者様も「え~!」とびっくり。
それからは雨の音をBGMに水彩絵の具で描いていきます。
ザーザー、ぴちゃぴちゃ、チャプン、しとしと…音と共に模造紙の上で水の流れをともなって色彩が重なっていくようすが、とても心地いい。
活動が分かりづらい方や気持ちが動きにくい方のために、音楽も使っていきます。自分と音、絵と音、天気と音楽…様々なものを音楽が繋がりやすくしてくれます。
感じ方は人それぞれ。アートはそれを「いいぞ、いいぞ。もっと、もっと!」と、私たちの「感じる自分・感じる日常」を保障してくれているように思えた、雨の日の創作活動でした。