宮崎県社会福祉事業団

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コロナ自粛の中でもできることを

 新年度に入り、2か月が経過しました。

 例年4月~5月は、行事や外出の機会が多い時期ですが、今年度については、新型コロナウイルスの影響により、そのほとんどが中止・延期となりました。

 また、行事や外出以外にも家族との面会・帰省の制限、家族会の中止など、様々なところにも影響が生じました。これまで経験のない事態で、先行きの見えない状況に、利用者様をはじめ、ご家族の方々も不安やストレスを抱えることがあったのではないかと思います。

 当施設では、新年度に入ってからの2か月間「少しでも日常生活に変化やリフレッシュを」との思いから、感染防止策を行いながら、可能な範囲で様々な取り組みを行いました。

ジュースのふるまい&野菜・花の販売

ゴールデンウイーク前でしたが、利用者様の気分転換と、職員の外出による感染リスク軽減を目的に、ジュースのふるまいと、野菜・花の販売を行いました。

当日は、寮・通所事業毎に時間をずらし小規模で実施する等、感染防止に努めました。

 

 

 

鯉のぼり

職員がポリエステル製の布をカットし、ミシンで縫い合わせ鯉型のキャンバスを作成。

その後、利用者様に色塗りや「がんばろう向陽」という文字を描いていただきました。

寮ごとに4匹の鯉のぼりを制作しましたが、どの鯉もユニークなデザインで、園内を気持ちよさそうに泳いでいました。

 

 

 

 

 

ゴールデンウイーク中の楽しみを

多機能型事業の利用者様は、普段のゴールデンウイークであれば外出や帰省をされていますが、今年度は、グループホームでの「ステイホーム」を余儀なくされました。

 

そんな中、少しでも利用者様に気分転換して頂こうと、木陰の下でそうめんを食べたり、たこ焼き・ホットケーキ作りを行いました。

また、子どもの日ということもありましたの、新聞紙で兜を作るなど、季節感を取り入れた活動も実施しました。(十分な換気、座席の間隔の確保等、感染防止の対応を取った上で行いました。)

 

散髪

2月中旬以降、感染防止のため、外出を制限していたこともあり、なかなか散髪に行けない状況でした。

そのため、十分な換気、座席間隔の確保等、感染防止の対応を行った上で、散髪を実施しました。

ご来園・ご協力いただいた理容師・美容師の方々、ありがとうございました。

 

 

 

 

業務車内の感染症防止策

通院等で使用する業務車も前部座席、後部座席をハウス用ビニールで仕切りを行いました。

ハウス用ビニールの用途は多様で、現在供給が遅れている医療用ガウンを製作する福祉事業所もあるようです。

ドライブ

緊急事態宣言の解除後、園内の感染対策も少しずつ緩和され、初のドライブを行いました。

今回は、車内のみの1時間程度のドライブでしたが、久しぶりの外出を喜んで頂けたようでした。

 本県では、5月14日に緊急事態宣言が解除となりましたが、まだまだ気の抜けない状況が続きます。今後も感染防止に努めながら、利用者様が安全・安心、そして楽しく生活できるよう職員一丸となって様々な取り組みを行いたいと思います。